Bialystocks Live (11/1 in 仙台)・酒田(11/2-3)旅行

また東北に行ってきた。今回は仙台と酒田へ。

11月1日

Zepp DivercityでのBialystocksのライブチケットが取れず、前回のホールツアーは名古屋に行ったので、仙台公演のチケットを取ってしまった。2024年4回目のBialystocks。

行きの新幹線の中で、チケットを確認してみたら、整理番号はなんと80番台。Rensaのキャパシティなら前から3列目ぐらいで見られることが判明した。僥倖。

まだBialystocksはツアー中であるため、詳細は書き控えるが、2人編成ライブ、ホールライブ2回を経ての、今回のライブハウスライブ(なんだかまどろっこしいな)は、もちろんジャズやフォークの感じもありながら、ロックン・ロールというか、菊池さんと甫木元さんはそっちにも展開できるのかということに驚いた。両サイド西田さんと朝田さんのギターソロを浴びて、興奮しすぎて、体が浮いた気がした。

radiko.jp

(珍しく甫木元さん・菊池さん揃ってのラジオ出演。二人の空気が愉快なので、Podcastおすすめ。)

ライブ後は、Rensaの恐怖の階段待ち(どうかエレベーターを使わせてくれ)で知り合った方と、二人でご飯に行った。普段東京のライブでは、すたすた帰ってしまうので、Bialystocksのおかげで出会いに恵まれた。大人になった気がしたが、ご飯を奢っていただいた。まだまだ子どもだった。

11月2日

翌日は酒田へ。前回在来線で東北を移動してから、在来線移動が好きになってしまい、いろいろ調べて楽しんでいる。今回のポイントは2つだ。

  1. 乗りつぶしオンラインというサイトでアカウントを作って、乗車した路線を記録。
  2. 今回はJRが出している週末パスを使って、2日と3日の帰宅まで乗車券費用を節約。(無人駅で降りるときに精算をしなくていいのも楽。)

ホテルを出て、仙台駅に向かい、昨日知り合った方のおすすめのずんだシェイクを朝ごはん代わりに味わった。

井ケ田のずんだシェイク。朝からでもイケる。

そして、5時間近くの電車旅へ。まず仙山線羽前千歳駅へ向かう。仙台市街を抜けて、奥羽山脈を越えていくのだが、面白山高原駅あたりの景色が、通常の電車というより、高原列車のようだった。車窓から滝も楽しめた。

山寺駅。あいにくの雨だが、それもまた一興。

羽前千歳駅山形線に乗り換え、一息で新庄まで北上。山形新幹線と並走。ほぼ直線で線形がよく、さらにロングレールでジョイント音が少ない気がした。正しいかは確信がないが。というのも、最近ナオヤ鉄道Chさんの動画をよく見ているためか、電車の音に意識して耳を傾けるようになった。

さて新庄駅から余目駅までの陸羽西線は、国道の工事に伴いバスが運行しているため、そちらに乗車。

余目行きのバス

葉が色づいてきた最上川と並走しながら日本海へ向かいつつ、庄内平野を抜けていく。平泉、松島に引き続き、こちらでも芭蕉が「五月雨や集めて早し最上川」と詠んでいたようで、五月雨ではなくとも確かに早そうな流れだった。7月の豪雨の際にも、かなり雨が降ったのではないか。最上川を挟んで反対側の山側では、地すべりらしきものを見かけた。

さて余目駅からは最後の羽越本線に乗り、雨天の酒田へ。関東人にはとにかく寒かった。幼い頃住んでいた日本海沿いの街を思い出し、来たこともないのに、懐かしい。

雪国の信号といえばこの屋根。

朝出て、ようやく15時過ぎに昼飯。ずんだシェイクしか飲んでいなかったので、12時間以上ぶりに固形物。

港町でもちろん海鮮丼。

今回日本海側を旅したのは、夕焼けを見るためだった。雨がしとしとと降り続いていたが、願いを込めて、日和山公園へ。

古い灯台と夕焼け。

いい感じの空ではあるが、願い叶わず無念。夕陽は見えず。

ホテルへ行き、ぐったりした。

11月3日

朝から天気は最高。酒田港も昨日とは打って変わって、物寂しさはない。

マグロ丼を食べるために9時過ぎに向かったが、すでに大行列で1時間30分以上待つ。

昨日に引き続き。肉厚で旨し。

観光をと意気込んでいたものの、12時過ぎの特急いなほに乗る目標があり、時間がなくなり、駆け足で市内を巡る。

山居倉庫。おしんのロケ地と。現役の米蔵

運よく鳥海山が見えた。

本日のメインイベントは、特急いなほから見る日本海である。羽越本線100周年のメモリアルイヤーに、青天の日本海。文句なし。

自由席だったが、無事に海側の席を確保し、愛しの日本海を見つめる。太平洋は荒々しさが足りない。寒くなってきて白波立つ日本海が好きだ。

粟島が見える

特急いなほ号ファンクラブに即刻入会した。なんて素敵な路線だろうか...。今度は特急いなほで、あつみ温泉もいい、それとも秋田まで行こうかしら、それとも羽越本線で岩船から粟島あたりへ行こうかと夢想する。

新潟駅特急いなほ。素敵な顔立ち。

新潟からは新幹線であっという間に帰宅。いなほ号からとき号へ。元新潟県民には、新潟感満載でたまらない乗り継ぎだった。

振り返り

Bialystocksのライブからいなほ号まで、もりだくさんだった。Bialystocksのおかげで、名古屋も仙台も、今年人生で初めて訪れた。Bialystocksが出会いをもたらしてくれている。

移動時間を楽しむ術が身につきつつあるのがうれしい。乗ったことがない電車から車窓を見つめ続けたり、通勤している人たちの姿を見て、普段の生活を想像したりする。

それにしても、やっぱり東北は居心地がいい。初めて行く土地でも。次は日本海側の島に行こうか。それとも、秋田の男鹿なんかもいいかもしれない。

またどこに行こうか。